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食品添加物の考え方

私達が「食品添加物」と言っている物には 大きく分けて4つの役割があります。
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1 製造加工のために最低限必要な物
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2 風味や外観を良くするための物
( 甘味料、着色料、香料など)
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3 保存性を良くする為の保存料や酸化防止剤等
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4 栄養成分を強化する物
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この中で 1番は こんにゃくや豆腐等で使用される物がありますし それが無いと製品そのものが成立しない物もあります。
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常に問題になっるのは 2~4番。
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例えば2番の 元々有った風味 外観を良くする理由は何でしょう?
逆に言えば 風味が足りない 外観が悪い等の問題があるから使用されるんです。
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3番に関しても 生産されてからかなり時間が経ってから 売ろう とか 食べよう とするから 必要になってくる物ですね。
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これらの問題は 新鮮な物を食べれば 解決です。
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但し簡単に手に入らなくなったり 滅多に食べられないようになるでしょう。
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でも そこまでして食べたい物 食べなければならない物でしょうか?人間は飢餓の歴史に適応する為に 多用な食品に対応してきたはずです。(雑食)
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それが無ければ無いで 他の食品で 代用出来る可能性も高いはず。
またどうしても 「それ」でなければならないなら それなりの覚悟を持って食べる努力をするはずです。
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4番に関しては そもそも その食品に栄養が無いのならサプリメント等でも同じではないでしょうか? それを入れる理由がメーカーや販売側が ただアピールポイントとして利用しているだけだったりする。
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僕が ここで問題とするのは いつも2~4番で・・・
1番はその内容にもよりますが 大きな問題になりにくい物が多いです。絶対安心と断言は出来ませんが・・・
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また昔は灰を使ったり煤を使った物が薬品に変わっている等の問題もありますが それが無いと製品として成り立たないので ある程度は許容範囲だと考えます。
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その他では 昔から使われて来ていて 実績のある物や 安全性について使用可能な許容範囲の広い物は 多少目をつぶって良いでしょう。
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そういうと「昔の人が 新しい薬等を使ってくれて 今があるのだからおかしいのではないか?」っと言われる方もいますが 当時は何の規制も無く 野放し状態に近かったはずで あくまでも経験からの裏付なのに対し  現代のように簡単な実験結果から適当に計算し安全宣言し使用しているのとはワケが違います。
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少なくても数百年単位での様々な経験値と 
数年間の形式的な実験結果の信憑性は大きく違うと僕は思います。
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自然で美味しい物が あれば出来るだけそちらを選ぶ方が良いのに 無理に それらを簡単便利に加工し擬似的に美味しく錯覚させて食べることに意味があるのか?っというお話。
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利便性の裏に 失っている物が有りますよね?
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何より食品添加物が 過剰に使用されているものは 美味しくない。
それに尽きます。
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確かに添加物が無ければ 全体として食料は減るかもしれません。
しかし 現実的に見れば 今でも飢餓状態の国は沢山あるわけで 食品添加物の恩恵を受けている国は一部の国で飽食の国だったりするのです。
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いつも言いますが ゼロか100を目指すと疲れます。
添加物も100%が悪だとは言いません。
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でも減らそうとする努力は大切です。
ナチュラルな味覚を取り戻す為にも 出来るだけ強烈な味でない 自然な料理を味わう事が重要です。
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常に濃い味ばかりを食べていれば どうしても淡く微妙な味は分からなくなってしまいますから・・・。
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私達は ヒステリックに添加物を悪者にするのではなく
バランスを取りながら出来るだけ避けていく事が重要なんだと思います。
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避けるっと言っても ただすべてを完璧に避けるのではなく
良さそうな物を見つける楽しみを持ったと思えれば それほど悲壮感なく日ごろの買い物を楽しめるのではないでしょうか? 
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極端な方法はなかなか続きません。 
まずは 少しずつ出来ることから始めてみませんか?
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気つけば自然に添加物に過剰に頼らない食事になっているはず。
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1日で 一気に改善する事はありえません。
日々の 小さな積み重ねが大事なのです。
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現代自然派 調理研究家 美食家
 元々臨床検査会社に勤めていた所から
健康的な食事に興味を持ち現在は
静岡県焼津市の調理研究室で食事と
健康についての研究 その他 店舗や
調理のプロデュースをさせて頂いております。
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 現代自然派調理研究室 a seed Jeff
https://www.facebook.com/jeffrielau

登録承認制 a seedお買い物倶楽部
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ひき肉は不安がいっぱい?

特に輸入ひき肉は 何が入っているか分からない。
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以前ハンバーガーチェーンやコンビニで使用されていた鶏肉が 中国産の成長ホルモン剤や抗生物質漬けの物だった為に大騒ぎになりました。
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基本的には 原産国表示のない 若しくは 不要な食品には
まだまだ多くの中国産が多用されているのが現実です。
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現在 中国からは生肉は輸入出来ませんが 挽肉にしたり焼き鳥状にすれば輸入可能となります。
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近年はタイ国等の製品も多いですが 相変わらず中国産も半分以上を占めていると思われます。(最多期は7割以上が中国産)
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私達が知らない所で 知らない間に食べさせられているのです。
スーパーの鶏肉より安い加工食品とか 加工の手間賃を考えれば有り得ないはずなのです。
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このような事例から 自分の身や子どもさんの安全を確保するには やはり手作りにならざる得ないと思います。
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ここでは中国産が一概に「悪い」と言う事ではなくて 加工するから ズルをする余地が出来てしまうわけですから 仕方の無い事かもしれません。
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さてそんな中国産品のニュースの中でも他にも気になることがあります。
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それは中国産の加工肉の原料です。
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現在 中国からの加工肉は 輸入時に一部を抽出検査して 
衛生面で危険の無いようにチェックしています。
しかし 衛生面以外の部分は検査してない為に 今回のような成長ホルモン剤や抗生物質は分からなかったと考えられます。
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しかし もっと問題なのは 中国国内の加工場に搬入される時点の検査です。
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搬入時の検査は 完全に 現地任せなのです。
だから何の肉なのか実は不明なのです。
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事実 昨年も米国で ロバの肉だと思ったら明らかに違う味がしたため検査した所 キツネの肉が検出され 米ウォルマートが謝罪するという事件も起きています。
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中国産の 加工肉は 安全性も不安ですが そもそもの品質に疑問が多いのが難点です。
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特にひき肉のような形になってしまうと肉本来の味なのか人工的に付けた味なのか分からなくなり 上記のようなトラブルが起きやすくなります。
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出来れば ひき肉は 自宅でフードプロセッサー等で作ってみて下さい。
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市販の物とはまったく違うひき肉が出来ると思います。
小さめに切って入れれば数十秒も掛かりません。
お勧めです。
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 どうして本物を知ることが大事なのか?


現代の食は本当に偽物が多過ぎます。
残念ながら多くの方は偽物を食べて その食べ物を評価していたりすることも・・・
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以前にも書きましたが 一般的に食品の世界で「安物」というとレベルの低い物や 形状が粗悪な物が安いと思われていますがちょっと違うんです。
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現代の安物は元々食べられるか食べられないかギリギリ物を 原料とし そのままでは まずくて食べられないので添加物を入れてごまかす。 (北海道の肉加工会社の偽装事件等)
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そういう次元。もはやレベルが低いというよりも別物。
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以下 例です。
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1 まったく 別物を それ風に加工した物 
若しくは 本来食べられない物をそれ風に食べられるように加工した物
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2 何とかそのまま食べられる物 若しくはそこそこ美味しく食べられる物
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3 普通に美味しい上質な物
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1番だけでも何とか避けられれば食生活は相当改善します。
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いつも言いますが「高級な物ばかり食べろ」と言っているのではありません。また 1番を全否定しているわけでは有りません。
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本物を知らないと何を基準にして良いのか分からないですから まず 本物を知る事が大事なんです。その為には勉強する事。
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本物を知らない人は偽物が本物だと思ってしまいます。
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実際 偽物を本物だと思って好き嫌いを仰る方が時々いらっしゃいますが 本物を食べてみると「これは好き」っというケースが結構多いのです。
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また「本物を知らなければ その方が幸せ」なんて屁理屈を言う方もいます。
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しかし 食べ物で寿命や精神まで影響を与える事は分かっているのですから まずは自分が食べている物が 何なのかは知るべきだと思います。
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逆に自分が理解出来ない物を「食べている」っというのは生物学的に見ても非常に危険な状態なのですから・・・


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現代は食べ物の抜け殻を食べている

  
大手外食チェーンの食材の話。
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お付き合いで 普段は滅多に入らない某大手外食チェーン店に行く事が有りました。
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その時 食べてみて 思ったのは 見た目はとても綺麗な写真が沢山載っているメニュー。しかし出てくるメニューには まったく旨味や栄養(必須アミノ酸等)が感じられませんでした。
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ほとんど付け合せのソースの味しかしません。
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こうなると素材は何でも良いわけで 以前 話題になった注入肉や成型肉 激安の養殖エビで良いわけです。
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素材の味が無くて良いんです。
食感だけ肉や野菜の食感があれば良いのです。
ソースでごまかすワケですから・・・
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ただ それでは そこに本来必要なはずの素材の旨味=栄養分が存在しません。
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特に そのソース類がクセモノで 「何でもソース」若しくは「そのような物」で食べるように仕向けていますが 本来 良い素材を使えば ソース類はホトンド要らないはずなのです。
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しかしギリギリまで原価率を下げる為に当然それなりの素材を使います。
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それなりの素材だから ごまかす為に 人工的な旨味(油分や化学調味料や甘味等)を添加するために ソースをかける事を基本にするのです。
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でも実質的な栄養は偏っているし満足感は得られないし 
得られる物は精製された油と糖分と添加物の類くらい・・・
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もっと改善しなければ 今は良くても 将来きっと外食産業自体がダメになると思います。
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この状況を打破する為にも 
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最低限
 
・ 仕入れたものを 当たり前に表示する。
・ ウソをつかない。 
・ 誇大表示をしない。
・ 誤魔化すような表現をしない。
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 等々 
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大手がすべてダメだとは言いませんが
まずは当たり前の事を当たり前に徹底して行くべきです。
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以前のように「誤表示でした」などと誤魔化し続けていたら いつか消費者にソッポを向かれてしまう時が来るかもしれません。
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普通に美味しくて健康的な食事を食べたい人はきっといるはず。
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少しでも「より良心的」な食を提案するお店が増えてくれることを期待します。
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妊娠中の食事は赤ちゃんに影響を与える?

   
ちょっと前になりますが・・・
ケンブリッジ大学がマウスを使った実験で 母親が どんな食事をしたかで、子供の寿命に影響を与える可能性があるっという見解が示されました。
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妊娠中、授乳中を通して正常なエサ(タンパク質含有量20%)を与えられたマウスの子どもの寿命は約2年でした。
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  そこで・・・
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1 妊娠中には母マウスに(タンパク質含有量20%のエサ)を与え、その後 生まれてから(タンパク質含有量8%)のエサを与えられた子供は、平均して2か月 長生きだった。
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2 逆に 妊娠中は母マウスに(タンパク質含有量8%)のエサを与え、出産後に子供に(タンパク質含有量20%のエサ)のエサを与えられた場合は、肥満気味になりやすく約6か月 早く死亡。
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産まれた子供のマウスを その後、さらに高カロリーな食事で育てると、その傾向はさらに増幅された。
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お腹にいる間に お母さんが適切な栄養を摂らないと
子ども自身が生まれてから急激に大きくなろうとします。
しかし それは良くないようです。
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お腹にいる間からお母さんが 適切に栄養を摂り
子どもも生まれてからはあまり栄養過多にならないように注意してあげる事によって子どもの寿命が伸びる可能性が高まるようです。
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今までも妊娠中の食事が子どもの発育に影響がある事は分かっていましたが 生まれてから子どもに与える食事内容によって さらに寿命にまで影響が出てくるとは驚きです。
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このような結果から研究者は
「両極端な例だと寿命のちがいは50%以上にもなるのだから人間であっても妊娠時から 母親は食べ物について 今まで以上に注意を払ったほうが良い」とも言っています。
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一応 これは あくまでもマウスの結果です。
しかし人間の場合もまったく影響がないとは言い切れません。
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人それぞれ普段の食事は違うでしょうから一概に言えませんが 妊娠したら食べ物には今まで以上に気を使った方が良さそうです。
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ただ その時になって 気にしすぎるのも かえって精神的に良くないので 普段から出来る範囲でバランスの良い食事を心がけておきたい物ですね。
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