ちょっと前になりますが・・・
ケンブリッジ大学がマウスを使った実験で 母親が どんな食事をしたかで、子供の寿命に影響を与える可能性があるっという見解が示されました。
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妊娠中、授乳中を通して正常なエサ(タンパク質含有量20%)を与えられたマウスの子どもの寿命は約2年でした。
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そこで・・・
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1 妊娠中には母マウスに(タンパク質含有量20%のエサ)を与え、その後 生まれてから(タンパク質含有量8%)のエサを与えられた子供は、平均して2か月 長生きだった。
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2 逆に 妊娠中は母マウスに(タンパク質含有量8%)のエサを与え、出産後に子供に(タンパク質含有量20%のエサ)のエサを与えられた場合は、肥満気味になりやすく約6か月 早く死亡。
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産まれた子供のマウスを その後、さらに高カロリーな食事で育てると、その傾向はさらに増幅された。
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お腹にいる間に お母さんが適切な栄養を摂らないと
子ども自身が生まれてから急激に大きくなろうとします。
しかし それは良くないようです。
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お腹にいる間からお母さんが 適切に栄養を摂り
子どもも生まれてからはあまり栄養過多にならないように注意してあげる事によって子どもの寿命が伸びる可能性が高まるようです。
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今までも妊娠中の食事が子どもの発育に影響がある事は分かっていましたが 生まれてから子どもに与える食事内容によって さらに寿命にまで影響が出てくるとは驚きです。
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このような結果から研究者は
「両極端な例だと寿命のちがいは50%以上にもなるのだから人間であっても妊娠時から 母親は食べ物について 今まで以上に注意を払ったほうが良い」とも言っています。
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一応 これは あくまでもマウスの結果です。
しかし人間の場合もまったく影響がないとは言い切れません。
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人それぞれ普段の食事は違うでしょうから一概に言えませんが 妊娠したら食べ物には今まで以上に気を使った方が良さそうです。
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ただ その時になって 気にしすぎるのも かえって精神的に良くないので 普段から出来る範囲でバランスの良い食事を心がけておきたい物ですね。
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現代自然派 調理研究家 美食家
元々臨床検査会社に勤めていた所から
健康的な食事に興味を持ち現在は
静岡県焼津市の調理研究室で食事と
健康についての研究 その他 店舗や
調理のプロデュースをさせて頂いております。
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現代自然派調理研究室 a seed Jeff
https://www.facebook.com/jeffrielau
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