【 ほうろく屋さんの菜種油考 】
圧搾抽出はどこも当たり前なんですが
ほうろく屋さんは抽出する温度がかなり低いのが特徴。
市販菜種油の大量生産品は効率や価格重視なので
出来る限りの高温で搾油する。(最低でも135度以上)
その分、菜種自体が焦げてしまい味や風味が落ちる。
搾油するときに高温にすればするほど より沢山搾油できるから余計に高温に・・・
ほうろく屋さんの菜種油は80~85度くらいの焦げない温度で搾油。
(素材によってベストな温度はいろいろあります)
焦げてない菜種で搾った油は 生々しさが違います。
また大手企業では 圧搾搾りで使った菜種を捨てずに
更に溶剤(ヘキサン)に入れて更に搾油します。
それらを 例えば・・・
上は 圧搾抽出 有機栽培
中は 圧搾抽出精製品洗浄工程あり品
下は 普通の菜種油等にランク分けして
平均化すれば安くなるっというカラクリ。
あと国産なたね油っというのは 実は菜種自体は輸入品。
極端な話 輸入されたキャノーラ種でも 日本で搾油すれば国産になる。
国産原料を謳っているメーカーも
実は国産菜種原料というのはパーセンテージが書いてないので極端な話 国産が10%でも 国産菜種使用と言える。
ほうろく屋さんは
すべて愛知県近郊の農家さんにお願いして エルカ酸を含まない品種を 有機栽培していただき
それを極低温で搾油するため いわゆるエキストラバージンオリーブオイルのようなニュアンスに・・・(というか本来の形がこれなのですが・・・ )
実際に その新鮮さから ほうろく屋さんの油は酸化度合いが違います。
最初から一般の油の半分から3分の1程度。
そもそもが 抗酸化作用が非常に強い油。
だから ほうろく屋さんの油は「捨てない油」であり、「継ぎ足して使い切る油」になるのです。
揚げ油は 炒め油等に積極的に転用して使い切って大丈夫です。
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現代自然派調理研究家 美食家
元々臨床検査会社に勤めていた所から
健康的な食事に興味を持ち現在は
静岡県焼津市の調理研究室で食事と
健康についての研究 その他 店舗や
調理のプロデュースをさせて頂いております。
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